酔いどれスポーツ狂の日々雑感

サッカー、お酒を中心に思いつくままに綴ります。

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通訳日記 ザックジャパン1397日の記録

先日、下記書籍を読了しました。


通訳日記 ザックジャパン1397日の記録 (Sports Graphic Number PLUS)通訳日記 ザックジャパン1397日の記録 (Sports Graphic Number PLUS)
(2014/11/27)
矢野大輔

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スポーツ雑誌Number連載記事の書籍化。
サッカーファンなら絶対の必読書だと思います。


著者は、前サッカー日本代表監督ザッケローニの通訳を務めた矢野大輔さん。
TVでの通訳の印象は、とても知的で冷静、サッカーインテリジェンスに溢れた紳士。
ザッケローニさんとは、とても相性が良さそうでした。


矢野さんの経歴がすごい。
1980年生まれ(79年黄金世代の1学年下)で、15歳時にイタリアセリエAを目指し渡伊。
トリノの下部組織でプレーし、現役引退後は22歳でトリノのスポーツマネジメント会社に就職。
その後、2006-2008年にトリノに所属した大黒選手の通訳等を経て
2010-2014年までザックジャパンの通訳を担当されました。


矢野さんが元プロ選手と知ったのは、2014年にユヴェントスレジェンズが来日し、
親善試合でユーヴェのユニフォームを着た矢野さんのダイビングヘッドによる得点シーンを
やべっちFCで観たときでした。
そんなに凄い人だったのかとびっくりしたものです。


書籍の内容ですが、兎に角イイです。
4年間の日本代表の軌跡・息遣いが手に取るように分かります。
私はザッケローニ監督を誤解していた部分がありました。


監督は信念と情熱を持って日本代表の為に粉骨砕身、努力してくれました。
しかし、人格者過ぎて優しく、鬼軍曹のような勝負師に徹し切れなかったのかなと感じました。
同じく人格者であるキャプテン長谷部への全幅の信頼は、美談ではあります。


でも、ブラジルWカップ時の長谷部のコンディションでは使うべきでなかったと思います。
6月の私のブログにも、フィジカル100%で走れない選手を使うべきでないと書きました。


一部の中心選手(長谷部、遠藤、本田等)との度重なるミーティングは、
過度に選手に歩み寄った印象を持ちます。
指揮官としての信念を貫き切れず、選手の意見に迎合し中途半端になった。
はっきりと、本田・遠藤中心のチーム作りの失敗と言えます。


生真面目に親善試合も公式戦も全て勝ちに拘り選手起用の固定化を進め、
若手育成を怠った結果、最重要ポジションのボランチ2枚で本大会は苦しみました。
チーム全体に停滞感や倦怠感が漂い、チームのピークは2011年・2012年となり、
一番大切な2013年から2014年にチーム力が伸びませんでした。


しかし、戦術面では『通訳日記』の中でザッケローニ監督は盛んに代表のマイナス点を
修正しようとしていたことが見て取れます。


・システムは4-2-3-1をベースとしながらも3-4-3などをオプションとして持ち、
 試合中に臨機応変に変化できるようにしなければならない。
・足元への細かいパスだけでなく、スペースへパスを出して繋ぐ。
・バイタル中央ばかりショートパスで崩そうとしても、フィジカルで潰される。
・無意味な横パスやバックパスをしない。
・サイドチェンジをしたら縦に仕掛ける。
・ワイドに幅を使い、サイドで起点を作ってからバイタルを崩す。
・ボールポゼッションは自陣で行っても意味はなく、相手陣内でポゼッションすること。
・全体のコンパクトさを保ち、全員で連携してインテンシティを高めること。
・ボールを奪ったら相手の陣形が整う前に、出来るだけ速く縦に仕掛ける。
・チャンスの割にシュート数が少ない、シュートを撃て。
・パス&ムーブ、ダイアゴナルランなど動きの速さ・多彩さで勝負する・・・・・等。



私が試合を観ていて、不満な点・イライラする点を全てザッケローニ監督は
修正しようとしていた。
それが上手く修正され機能しなかったのは、指導力不足なのかもしれません。


しかしそれ以上に私は、選手の責任が重いと思う。
特に海外組と言われる中心選手に驕りや慢心・上から目線・傲慢さが感じられる。
日本は弱小国だという謙虚さが感じられない。


特に香川、長友、本田はサッカーインテリジェンスが感じられない。
自分達の経験した世界や環境が本人達の思っている以上に、
世界的に大したことがないのに驕りがあり、思考に柔軟性がない。


香川・・・サイドの選手は基本ワイドで勝負、中に入るのはオプション。
     リベリー、ロッベンを見れば一目瞭然。
     苦手なものに積極的に取り組む姿勢が乏しい。
     温室育ちのひ弱なイメージが拭えない。
     『トップ下をやりたい』の連呼は世間知らずの典型。


長友・・・何かと『世界一』が好きな選手。自慢は体力だけ。
     2011年アジアカップの活躍が選手としてのピーク。
     所属のインテルが一流クラブとは世界の誰も思っていないのに・・・
     工夫がなく質の低いクロスは何とかならないものか?


本田・・・全てにおいて論外。裸の王様。
     自分が中心にいないと気が済まないタイプ。
     クリロナ、イブラ、ファンペルシークラスならそれも有りだが、比べるまでもない。
     ブラジルWカップ惨敗後の海外逃亡は、もはや伝説の愚行。


そもそも、監督の理念・志向や指導に逆らうほど、いつから日本代表は強豪になったのか?
歴代最強の代表・・・これだけ恵まれた環境の現代日本で何を基準として判断できるのか?
メディアに踊らされ勘違いした一部の選手たちに翻弄されたザックは、気の毒でした。


いよいよ1/9からオーストラリアでアジアカップが始まります。
前回以上に苦戦する戦いが予想されます。
目先の勝利に拘る近視眼的なサッカーでなく、未来を見据えたスケールの大きな
サッカーを見せてほしい。
日本代表の素晴らしいゲームを期待します。


*矢野さんの『通訳日記』、読後感が爽やかな良書。
 ザッケローニ監督から矢野さんへの思いやりや含蓄のある言葉の数々が本当に素敵です。
 理想的な上司・部下の関係でしたね。いつか監督として矢野さんを見たいです。
 最後の言葉『Grazie Mister!』・・・痺れました。
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